英語を「もう一度」やり直すなら、絶対に知っておくべきこと。
中学一年生の1学期だというのにもう英語の授業についていけなくなって絶望した人は、実はたくさんたくさんいます。それはなぜだと思いますか?
今回はその謎を解くと同時に、英語理解のための必勝法をお教えします。「学問に王道は無い」と言われますが、英語には存在します。これで、大金を使って(駅前)留学もしなくてすみますし、なにより最短時間で英語理解のためのコツが確実につかめます!このタイミングで一気に英語を自分のものにして、次はあなたが、英語習得に悩んでいる人を助けてあげてくださいね!英語は、簡単に理解できるものなのです!
タイトル
★「I am Taro」は「私はタローです」ではありません!
英語は「文+つけたし」だ!★
★はじめに★
当たり前といえば当たり前すぎて、みなさん見逃しているのですが、英語というものは基本的に文のあとに名詞は置けない(たとえば、I went to Yokohama.のあとにTaroという名詞は単独で置けません。必ずwithなどの前置詞が必要です)ものなのですが、例えばI am.「私は、いる」という、立派なひとつの文(と理解している人自体ほとんどいませんが)のあとにTaroなどの名詞がきているのは、実は名詞の前にas(~として)という前置詞が隠されていて、実際はI am +as Taro.のように、I am.という文のあとにas Taroという「前置詞+名詞」が「つけたし」されているのです。で、I am Taro.の本当の意味は「私はいる、タローとして」なのです(テストに書くときはもちろん「わたしはタローです」で構いません)。そうなるとつまりI am Taro from Japan.なんかは、I am(わたしは、いる)という文に、''Taro''(本当はas Taro)や''from Japan''という、やはり「前置詞➕名詞」を、主語が文を成立させるための動詞(この場合はam)と同時に進行させている「状態」や「こと」として文のあとに「つけたし」してそう表現しているのです。✳「Be quiet!」は、「いなさい!静かな状態で」です。Beのあとに「つけたし」がされていますね。一般動詞を使った例だと「Come ready!(来てね、準備した状態で)」とまったく同じです。
✳日本における英語に関する学会などの間では、be動詞は不完全自動詞とみなされ、ですからその後ろに名詞(Taroなど)を補語として従えることは十分に自然なことだととらえられているようですが、こんな意味のわからないこじつけをしてるからややこしくなるのです。そんな考えが学会や研究者の間で「一般的」で、そういう連中が難しい言葉を使って英語を教えているから、日本人はいつまで経っても英語が上達しないのです。beは、断固として「いる」あるいは「ある」という完全自動詞で、補語がなくても十分機能しますし、しています!I think therefore I am.や、To be or not to be.や、God is.や、Earth Wind & Fireのアルバムタイトル「I am.」やThe Beatlesの「Let it be.」などのように。だいたい、I am.って言葉があるからHow are you?という言葉があるのではありませんか?また、I am to 動詞. なんかも、be動詞が完全自動詞であることを証明しています。The Olympics are once every 4 years.なんかも、「ある」と訳した方がずっとわかりやすいです!それともbe once every 4 yearsと覚えろ、とでも?
★I am TaroとThere's構文は同じ★
旧約聖書冒頭にある、There was light.は、英語を理解するための基礎中の基礎です。Thereは、その前にある文のLet there be light.を見ると、明らかに「そこ」という名詞であることがわかります。この二つの文はlightの前にやはりasがかくされています。ドロドロとした、なんだかよくわらない地球上の「そこ」を神様は「光」として存在させたわけなのです。つまり、神様だけが最初から主語として表舞台に登場できて、他はすべて「そこ」が神様につくりかえられたものなのです。ですから、お話の始めにいきなり主語として偉そうに登場できないのです。なのでThere's構文というものがあるのですよ。There was light.は「そこはあった、光として」です(ふだん訳すときは、もちろん「~があった」などで構いません)。こうしてみると、I am Taroの文もThere's構文とまったく同じだということがわかりますね。
この二つが同じものだとわかっただけで、英語の勉強のツラさがかなり楽になったのではありませんか?
ひとつの例文を紹介します。There was (as) an apple in the tree.「そこはあった、ひとつのりんごとして、その木に」。There's構文の本当の主語は、この文で言うと「ひとつのりんごとして存在する、そこ」なのです。an appleのあとは、in the treeまでが前置詞➕名詞としての形容詞ですね。Thereは主語として文のあたまにありますが、あくまでも「そこ」という漠然とした存在でしかありませんから、「ひとつのりんご」が「同格のものとして」行動しているのです。そして、文はThere wasで一度完結していますから、あとは、(as)an apple in the treeと見事に「つけたし」されていますね。そしてこれをよく見ると、名詞は実に「不完全なもの」として存在することがわかります。名詞は、前置詞や動詞が前にこないとまともに機能できない存在なのです。ですから、単独の形の名詞を必死に覚えてもあまり意味がありません。日本人はいつも名詞ばかり覚えたがるからいつまでたってもコミュニケーションが図れないのです。それよりも、名詞がはいった動詞フレーズや形容詞フレーズや副詞フレーズなどの「文を構成させるためのフレーズ」を覚えるほうがはるかにレベルアップにつながります。
ここまでくると、I am Taro from Japan.も立派なThere's構文の仲間だということがしっかりと理解できますね。これが英語上達のコツです。
※なお、There's構文の「There is」は「そこは、ある」で、「そこ」のことを言っているわけですから、そのあとに出てくる名詞が複数だとしてもisがareになったりすることはありません。つまり、asを入れて書くと、There is as three apples in the tree.「そこはある、3個のリンゴとして、その木に」です。で、asは省略して構いませんからThere is three apples in the tree.です。✳ただ、この部分は口語レベルではThere isで構いませんがテストでは間違いなく❌になりますので、おとなしくareにすることをお奨めします。このように、There's構文というものは、別に「倒置」がされているとかそんなややこしいものではなく、単にThere isの直後に来るべきasが省略されているだけです。そうなると、There's gonna be a lot of people there.なんかも簡単に理解できます。実際、いちいちThere are gonna be a lot of people there.とはしませんからね。
★知っておくべき4つの基本文★
もうご理解できてきたと思いますがこのように、私たちが習った「I am Taro」や「This is a pen」は、教え方が完全に間違っています。中学校でいちばん最初に習う文なのに、これはいったいどういうことなのでしょうか。ここでみんな引っ掛かってわけがわからなくなっているのです。こんなんでは、その後の授業についていけなくなってもある意味当たり前なのです。なぜ先生たちはわかりやすい、本当の意味を教えてくれないのですか?
「~です」って、動詞なのですか?本来は「~である」からスタートしていると推測されますが、なら「で」が何なのか徹底的にやるべきです。答えはもちろんasです。
以上のことからも、「I am play tennis」などという文を生徒たちがつくってしまう理由がおわかりいただけると思います。amを「~です」と教えているからです。
また、私たち日本人はいつも自己紹介のときなどにたとえば「I am Taro from Japan 」くらいまでは言えますが、その先はもうほとんどダメです。本当はもっと文を長くして自分のことを相手に伝えられるのですが、その理屈がわかっていないから、どうしたらいいかわからないのです。ましてやI am from Japan Taro.とするのがダメなことやその理由すら知りません。英会話に関する初級者の共通の悩みは「質問に対してひとことでしか返すことができない」ということだそうです。でも、学校で先生は全然その理屈について教えてくれないうえに、嘘までついています。では、どうすればいいでしょうか?安心してください。以下に答えがあります。
必ず知っておくべき4つの基本文。✳いわゆる「基本5文型」なんかは覚えなくていいです。あんなものは、何の意味もありません。
A.主語(名詞)➕be動詞➕名詞
「私はいる、~として」です。「私は~です」ではありません。名詞の前のasが省略されています。
I am Taro , This is a penなど。
B.主語(名詞)➕be動詞 ➕形容詞(あるいは前置詞➕名詞など)
「私はいる、~な状態で」です。
I am hungry , I am from Japanなど。
C.主語(名詞)➕be動詞➕一般動詞ing (あるいは動詞ing ➕名詞など)
「私はいる、~しながら」です。
I am drinking , I am playing tennisなど。✳一般的にはこれには「現在進行形」というややこしいタイトルがつけられていますね。
D.主語(名詞)➕一般動詞(あるいは動詞➕名詞など)
「私はふだん~する」です。
✳動詞の現在形は「ふだん」を意味します。
I drink , I make dinnerなど。
そしてそのA~Dそれぞれに、さらに形容詞フレーズ(あるいは前置詞➕名詞など)「~な状態で」や動詞フレーズing(あるいは動詞ing➕名詞など)「~しながら」、そして最後に日付などでよく使われる副詞フレーズを「つけたし」してひとつの文をつくる(主語が最初の動詞と同時に進行させていることや状態ならいくらでも足せます)。名詞を置きたければ必ずその前に前置詞を置くこと(be動詞直後ならそのまま置けます)。
✳主語(名詞)➕be動詞あるいは、主語(名詞)➕一般動詞の時点でまず基本的なひとつの文はできあがっています。
✳主語(名詞)は、IやSheやTheyなど。
✳be動詞は、主語や時制により変化します。
✳「前置詞➕名詞」は基本的に形容詞です。形容詞は、副詞としても使えます。副詞は形容詞にはなれませんが、たまに例外あり。「形容詞➕前置詞➕名詞」という形の形容詞フレーズもたまにあります。
✳I am from Japan Taro.はダメです。I am from Japanで文(正確には「文➕つけたし」の文)が終わってますから、その後に名詞(Taro)は置けません。一般動詞で終わる文(例:I drank.私は飲んだ)のあとにも名詞は置けないので、I drank him.などとはできません。ちゃんとI drank with him.のように、名詞(him)の前に前置詞が必要になります。
✳よくテキストに、悪い例として「I am play tennis」がなぜダメなのかいろいろ書いていますが、つまり、I amという1つの文のあとには動詞の現在形は置けないからです。それだけです。「つけたし」して動詞ingの形にすれば置けます。
✳一番下の「再追伸)のところに「文➕つけたし」の例文を載せました。
✳この「4つの基本文」の意味さえしっかり理解しておけば、多少勉強するための時間がひらいてもすぐに「戻れる」のでとても便利です!さらに、それぞれのフレーズをきちんと当てはめることができれば、まずはメールやSNSなどでいくらでも他者とコミュニケーションが図れます。しゃべれるようになるまでに、こういう手段で交流をするのもありですね!今のままでは、I am Taro自体の教え方がめちゃめちゃなのですから、同じ学習法に「戻った」ところで、同じ間違いを繰り返すだけですから、またわからなくなるだけなのです。
英語の勉強を始めるときは、この4つの基本文をまずは頭に入れておけばじゅうぶんです。実際、英語の文は、これらのような「文➕つけたし」だらけです。そしてこの基本文のすごいところは、助動詞などが登場してきても土台がまったく揺るがないことです。それは皆さまが様々な文をつくっていくうちに確信できるはずです。そしてあらためて繰り返しますが、「I am 名詞」は「わたしは~です」ではありません。本当の意味は「わたしはいる、~として」です。
まとめると、
①be動詞を使った基本文は、「I'm➕名詞あるいは形容詞あるいは一般動詞ing➕形容詞あるいは一般動詞ing➕副詞」です。覚え方は「🎶I'm May Kay ing Kay ing Fuck🎵」です。適当にギターで作曲して覚えましょう。最低でも🎵I'm May Kay ing Kay ingまでの文はさっとつくれるようになりましょう!✳Fuckがちょっとアレなら、Hookでもよろしい。②一般動詞を使った基本文は、「I➕一般動詞➕形容詞あるいは一般動詞ing➕副詞」です。覚え方は「🎶I do Kay ing Fuck🎵」です。適当にピアノで作曲して覚えましょう。最低でも🎵I do Kay ingまでの文はさっとつくれるようになりましょう!✳FuckがちょっとアレならHookなどでもいいでしょう。要は、覚えやすければなんでもいいのです。
ここまでが理解できれば、ちょっと勇気を出して「私はいる、~として、~な状態で」などと、考えながらでもなんとかしゃべっていくことは可能なはずです。そうなると、上達は目の前です!
文部科学省は、こういった大事なことをひとつも教えず、be動詞を「です」と教え、Taroの前にasという前置詞があることすら無視し、I am Taro from Japan.というすごく大切な表現を教科書に載せておきながらそれに関連する大事な公式(ここでいう「文➕つけたし」)など、こどもたちが生きた英語を駆使するための方法を教えません。これはいったいどういうわけなのでしょうか。また、「英語の基本的な文」というものがそもそもどういうふうな構造をしていて日本語とどう違うのか、ということも実はまったく説明していないのです。be動詞がいかに大事かちゃんと教えないとダメです!
また、ここまで読むと気づくように、英語はとにかく文の頭のほうにまず「主語(名詞)と動詞」という最小限の文がきています。作文するときも、つねにそれを意識しましょう!It's fun to 動詞(~するのは楽しい)なんかはそれを典型的に表しています!また、みなさんは副詞フレーズをあたまに持って行きがちですが、副詞フレーズは基本的に文のうしろに置きましょうね。Yesterday with him I went to Yokohama.なんてのは、よほど強調したいとき以外は、しないようにしましょう!
★文のあたまの主語(名詞)の右側には、単独の名詞は絶対にきません★
あらためて基本的な英文をみてみるとよくわかりますが、主語から右側では、単独の名詞であるように見えるyesterdayなどといった言葉もすべて実は前置詞が省略されています(副詞フレーズは、前置詞が省略されていることが多々あります)。yesterdayは単なる名詞としての「昨日」でなくて、「昨日、」という副詞です。例:I went to Shibuya with him yesterday.など。
なので英語は、名詞を単独で覚えるのでなく、前置詞➕名詞という形の形容詞フレーズや、動詞➕名詞という形の動詞フレーズなどというセットで覚えるのが効果的です。とくにその前置詞➕名詞の形容詞フレーズ、動詞➕名詞の動詞フレーズ、そして副詞フレーズ(yesterdayやlast nightなど)が特に重要です!✳because of 名詞やto 不定詞やI was skinny when I was young.のwhen I was youngなんかも、立派な副詞フレーズです(あくまでも副詞フレーズですから、文のうしろに置くことを基本にしてください)!
そしてこれらをつかって、4つの基本文の構造に合わせて作文を徹底的にやれば、おのずと実力はついてきます!では、それらのフレーズはどこで集めればよいのでしょうか? それには、現在の日本ではたった二つしかおすすめできるところはありません。
「YOSHIのネイティブフレーズ」http://native-phrase.com/ydn/と「英会話レッスンのイングリッシュライフ」http://www.englishlife.jp/newsletter/index.shtmlです。
この2つのサイトでメルマガ登録してフレーズをあつめましょう!ここからフレーズを抽出して「動詞フレーズ」「動詞につなげるフレーズ」「形容詞フレーズ」「名詞」「名詞につなげるフレーズ」「How/Whatなどで始まる疑問文」「そのまま覚えるフレーズ」「名詞節・名詞句」「副詞フレーズ」「過去分詞につなげるフレーズ」「There's構文」「形容詞につなげるフレーズ」「文頭に置くフレーズ」「名詞節・名詞句の頭に置くフレーズ」に分類してノートに書いて覚えていきましょう!これは何フレーズかわからなくなったらいつでもご連絡ください!
★be動詞について考える★
be動詞は、テキストによっては「意味は特にありません」とか「前と後ろの語をつなぐ=(イコール)です」とか書かれたりしていますが、これもいままで述べたように立派な「動詞」で、「ある・いる」という意味です。英語の基本的な文は、このbe動詞という存在を使うことによって立派に成立しているのです。やはり繰り返しになりますが、名詞は本来、文のあとには来れませんが、I amやShe isなどbe動詞を使って終わった文の直後のみなら置けます。従ってI am Taro.という文は成立するのです。そしてそのamは、主語に応じてisだったりareだったりするだけで、意味はやはり「いる」「ある」です。また、be動詞をつかって文をつくるときはたとえばI want to be「私は居たい」のようにbeを使った時点で一度文は終わりますが、それだけだと言葉としてあいまいなので、その直後に形容詞(前置詞➕名詞)や名詞や一般動詞ingをおきます。これも「つけたし」です。
例:I want to be happy.
I want to be a teacher.
I want to be playing the guitar.
このように「be」という「動詞」を使えば表現力が一層アップします!「I want to 動詞」の動詞のところに一般動詞をいれるのは皆さん簡単にやりますが「be」という「動詞」になるといきなり混乱します。それはもちろん学校での教え方に問題があります。呪文のようにbeを「~です」と覚え込ませているのですから。
繰り返しになりますが、beという動詞は、たとえば主語がIの場合はamに、主語がSheの場合はisになるだけの、意味は「ある」あるいは「いる」という意味の単なる動詞です。学校でbe動詞は「~です」などと教えるから身構えてしまってわけがわからなくなるのです。
★be動詞と、五感の動詞について★
「He is 形容詞A 形容詞B」
訳①彼はふだんAなの、Bな時って。
訳②彼は今Aなの、Bなので」という表現があります。isのところにはlook,sound,feel,taste,smellも可です。つまり五感の動詞とbe動詞は仲間なのです!これらには「今こうだ」という意味と「ふだんこうだ」という意味があります。
例文
He is foolish drunk.
He looks like an angel asleep.
I'm useless drunk.
Beer tastes better cold.
Life is better with a dog.
★sick of 名詞などの形容詞フレーズや、look for 名詞などの動詞フレーズでラクをしよう!★
動詞フレーズの
like that about 名詞 ~のそういうとこが好き
fall in love with 名詞
have feelings for 名詞
step on 名詞 ~を踏みにじる take a picture of 名詞
have a toast to the memory of 名詞 ~の思い出に乾杯する
stay away from? 名詞 ~から離れた状態でいる
talk shit about 名詞 ~の悪口をいう
などや、形容詞フレーズのsick of 名詞、bored with 名詞、happy with 名詞、などのフレーズの「名詞」のところには「人」が入り、さらにnot 動詞ingも割り込ませることができます。ですので例えば
①I took a picture of him making her dinner.
②I had a toast to the memory of her being great.
③I am sick of him not making me breakfast.
というのができます!
こういった文を作るときはなんと「時制」のややこしい問題を考えなくてすむのです!文脈で判断できるのです!たくさんフレーズを集めて作文してみましょう!
✳ちょっと話はずれますが、able to 動詞なんかも立派な形容詞フレーズです。こういうのはなぜか巷のテキストにはbe able to 動詞と書かれています。確かに形容詞フレーズはbeとくっつきはしますが、もともとくっついているわけではありません!これは今考えると、なぜ形容詞にわざわざbeがくっついているのか意味がわかりません。これをやると当然、そのbeはI amのamであると理解してしまいますから、I am able to~とくっつけることしか発想できなくなると同時に、当たり前ですが、beとable toはくっついているものとみなしてしまいます。本来これは、I am(私は、いる)という文に、形容詞としてのable to 動詞が「つけたし」されて文が内容的にふくらんでいるということですから、こういう表記をすると、be動詞のあとにしかこないと思い込んでしまい、「able to 動詞」を自在に使いこなすことが不可能になるのです。たしかにbeと「able to 動詞」はくっつきはしますが、もともとくっついているわけではありません。単にable to 動詞の形容詞フレーズ、と覚えるだけで使い方はたくさん広がります。✳たとえばI want to 動詞をつかって、「~な状態でいたい」とか「~でいたい」などの場合は、その形容詞や名詞の前にbeをおけば解決できます。例:I want to be a teacher.あるいはI want to be busy.ただ、やはり、beは形容詞や名詞とくっつきはしますが、もともとくっついてはいません。あくまでも「ある」「いる」という意味の完全自動詞です。
★いわゆる「基本5文型」がいかにくだらないものか見てみましょう★
①He smiled.
主語(名詞)➕動詞ですね。
②He is my teacher.
主語(名詞)➕動詞で一度文が終わってから「つけたし」されていますね。my teacherの前のasが省略されています。つまり、「文➕つけたし」という型の文を分析しているのですね彼らは。
③My brother has a telescope.
主語(名詞)➕動詞(has a telescope)ですね。
④My father bought me a new toy.
主語(名詞)➕動詞(bought me a new toy )ですね。
⑤She named the cat Mike.
主語(名詞)➕動詞(named the cat Mike)ですね。
こんなものをいちいちSVとかSVCとかSVOCとかSVOOとかに分類することに何の意味があるのですか?文部科学省のバカ者共は、自分たちの教え方が悪いから日本人は英語が出来ない、ということにいつまでたっても気づかないで、いつも生徒のせいにしています。
★under the table , over the moon , under pressureなどの「前置詞➕名詞」の形容詞をたくさん覚えよう!★
その理由①
名詞の直後に置いて、その名詞を修飾できる(単独の形容詞ではできません)。例:the man over the moon大喜びなその男
その理由②
前にgetを置くと「~になる」という意味になり、動詞として使える(単独の形容詞でもできます)。例:get under pressureプレッシャーがかかった状態になる。
その理由③
そのgetと形容詞の間に「人」を入れて、使役動詞として使える(単独の形容詞でもできます)。例:get her under the table 彼女を泥酔させる
その理由④
副詞フレーズとしても使える(単独の形容詞でもできます)。例:He was there under pressure.彼はいた、そこに、プレッシャーがかかった状態で。
その理由⑤
前にgettingやbeingを置くと三人称単数の「名詞」になる(単独の形容詞でもできます)。例:getting angry怒ること
being angry怒った状態でいること
その理由⑥
例えばI am getting 形容詞にすると、「~な状態になりつつある」という意味になります。つまり、形容詞は、名詞にも動詞にも副詞にもなれるという、スーパー万能選手なのです!
✳「形容詞」には、動詞の過去分詞によるものも含めて考えます。killedなどは「受け身」を意味し、drunkは「酔った状態」、などなど。
追伸
1940年代末からの教科書「Jack and Betty」。当時は「I am Jack Jones」をどう説明していたのでしょうか!「本当はI am as Jack Jonesで、asが省略されてて、本当は「私はいる、ジャック・ジョーンズとして」なんだよ」だなんて絶対にやってないはずです。でも、今までのような説明をすると、そのあとの「つけたし」が実にスムーズなんですよね。I am Jack Jones from the US.とか。でも「私はジャック・ジョーンズです」とやると、そこで終わってしまう。これが日本での英語教育の最大のダメな点なのです!こういう文がどうやって成立しているのかを学校でわかりやすく説明していませんから、生徒はそれらの文を無理やり覚えようとするだけなのです。で、記憶力の良い生徒が勝利し、ちょっと苦手な生徒は落ちこぼれる。記憶力の問題ではないところに記憶力だのみの勝負をかけるから、英語教育自体が歪んでいくのです。
✳再追伸(4つの基本文の例文)
A.主語(名詞)➕be動詞➕名詞➕つけたし
→I am Taro from Japan.
B.主語(名詞)➕be動詞 ➕形容詞➕つけたし
→I was busy working there yesterday.
C.主語(名詞)➕be動詞➕一般動詞ing ➕つけたし
→I was drinking with a friend of mine in Yokohama last night.
D.主語(名詞)➕一般動詞➕つけたし
→I made dinner with him tipsy listening to rock music 2 days ago.
これが英語の基本です!これさえちゃんとあたまに入れれば作文なんかすぐにできるし、しゃべるときも考えながらでもできるようになります!
どうしても、手元になにかテキストを置いて勉強したいのであれば、上記メルマガもやっているニック・ウィリアムソン先生のテキストだけをやりましょう。今の日本では、ニックさんの本くらいしかまともなものはありません。私の「文➕つけたし」やThere's構文の考え方などは、先生のおっしゃっている「奇跡の応用法」をヒントに研究した中から生まれてきたのです。
以上が、英語理解のための決定的なガイドになります。たしかに英語では、たとえばamから先はほとんど必ず名詞がきたり形容詞がきたり動詞ingがきます(なのでbeは一般的に不完全自動詞と呼ばれています)が、決してくっついているわけではありません。I am.で一度文は終わっています(私は、beは完全自動詞の立場です。研究者を納得させるほどの証明はできませんが、こう考えると英語は実に簡単に理解できるのです)。この考えをあたまから否定される方もいらっしゃいますが、私は、この考え方が正しいとか正しくないかとかそういうことを言っているのではなく、このやり方でスタートすれば英語の理解が確実に進むのでお薦めしているわけです。言語学的うらづけの有る無しにかかわらず「覚えやすい、学びやすいきっかけ」を持つことは価値があると思います。皆さまぜひ一度実践くださいませ。これは明らかに「コロンブスの卵」です。しかしまあ、例えば中学生向けの東京書籍の教科書なんか見ても、絶対に「文➕つけたし」をさせない!みたいな強い意志を感じます。これはいったい何なんでしょう。日本における英語教育とはいったい何なんでしょうか。
附録:旧約聖書冒頭に関しての一考察です。
よく、英語の物語の冒頭には「There was a ○○」などとあって、テキストなどではその「There構文」について 「その語順が独特なのは、英語では、未知の情報をいきなり文頭からきりだすことを躊躇する傾向があるため云々」とかなんとか言ってますが、あれはつまり、いきなり○○が主語として登場するとGodと同格になってしまうため、それを避けるためなのです。旧約聖書のあたまを読むとそれはよくわかると思います。Godはいきなり主語として登場します。そしてその○○も、単なるthere(そこ)であって、Godとは決して同格にはなれないということを指し示しているものと推測されます。最初の時点で○○はthere(そこ)であることがはっきりしている(例:There was light.)ので、その○○が生意気にも主語になったとしても決してGodと肩を並べた立場になったわけではないのです。あくまでも、Godによってthere(そこ)からつくりだされた○○でしかないわけです。また、なにもないところからいきなり「Be light.」とやってしまうと「Light was.」となってしまいLightがGodと同格になってしまうのでそれを避けるためにthere(そこ)をlightとする必要があったのかも知れません。そうすることによって、Godと他のものが並立するのを回避させることができるのです。いきなり最初から主語として機能できるのはGodだけであり、すべてのものはthere(そこ)からGodによって創りだされたもの、ということになるのです。日本ではそういう考えはもともとありませんので、英語のThere構文はとっつきにくいのではないか、とも考えられます。また、「There's➕ 固有名詞」の文をつくってはいけないとされているのも、「There's God」とされるのを嫌がったため、とも考えられます。この文をOKにしてしまうと、there(そこ)がGodになってしまうからです。「そこはある、神として」だと、お話がぐちゃぐちゃになってしまいますものね。
もしよろしければ、皆様のご意見をおきかせください。よろしくお願いいたします。
中村不二雄
jyclsv6837@yahoo.co.jp
http://ameblo.jp/alfaamerica
🏣5360005大阪市城東区中央1-6-11-903
最後にもう一度繰り返します。
英語は基本的にまず「主語(名詞)+動詞(例:am存在する、watch TVテレビをみる、など)」で文が成立し、
その後には形容詞(前置詞+名詞など)や動詞ingや副詞が、対象となる主体との関連や文中の動詞との
同時性を満たす場合はその文のあと(例①②)だけでなく、文中文における動詞のあと(例③)にも、いくらでも「つけたし」できる。
名詞を置きたければ必ずその前に前置詞を置くこと(✳be動詞直後ならそのまま置けます)。
例①I am Hitomi 14 years old from Japan.「私はいる、ヒトミとして、14才の状態で、日本生まれの状態で」
②I watched TV tipsy with my boyfriend last night.「私はテレビをみた、ちょっと酔って、彼氏と、昨晩に」
③I am sick of him making me angry drunk.「私はいる、彼が酔って私を怒らせることにうんざりな状態で」など。
be動詞をつかった文は、I am.「私は、いる」で一度文が終わっていて(つまりbeを完全自動詞と考える)、その直後に名詞がある場合はamと名詞の間にas(~として)等の前置詞が隠れていると強く推測されます(本来、文のあとには名詞はきません)。現在の日本における英語教育の現場では、beは不完全動詞と考えられていて、そのことと「基本5文型」をからめてめちゃくちゃな教え方になっていて、ほとんどそれはもう「屁理屈」同然です。ですから日本人が英語が苦手なのは当たり前なのです。ですが、ここで私が述べている考え方でスタートすれば、必ずあっという間に上達します。
beを使った文をつくるときは、I am+つけたし、I'm gonna be+つけたし、I was+つけたし、I want to be+つけたし、I will be+つけたし、I would be+つけたし、I have to be+つけたし、I must be+つけたし、He should be➕つけたし、I've been➕つけたし、I've never been➕つけたし、などのように考えておくと作文がとても簡単になります。一般動詞を使った文をつくるときは、上記beのところに一般動詞 を、時制等を合わせてはめ込むだけ!
なんて簡単なのでしょうか!
あと、He is,She is,It isなどのbe動詞にはsがついてますから、その流れでHe plays the piano,She makes me angry,It tastes good.などにも同様に動詞にsがついてますね(3人称単数現在)。
付録。
英語と旧約聖書について。
まず、Godは最初から主語として登場します。で、そのGodがthere(そこ)をゆびさしてLet there be light.「そこを光として存在させろ」と言ったので、There was light.「そこはあった、光として」となりました。
ふつう、文のあとには名詞はおけませんので、明らかにlightの前にはasが隠されていることが推測されます。There was God.などとは絶対に言わないのはそういう順番だからです。その名残があるため、「There's 固有名詞」は基本的にやりませんよね。そしてつまり、世の中にある、ありとあらゆるものは最初に神がつくったthere(そこ)なんですね。決して私たちはいきなり主語でスタートできる存在ではないということなのです。ですから、新しいお話を始めるときにThere is a boy at the station.と言って、A boy is at home station.と言わないのは、a boyがthereであることを明示すると同時に、いきなりGod並みに主語として話に登場させるのを避けている、つまり神への冒涜にならないようにしているわけなのです。こういう感覚は日本人にはわかりにくいですから、There's構文やbe動詞はわかりにくいのかも知れないですね。いずれにしろ、英語の成り立ちの中にGodの存在がここまで関わっていて、そして今でも常にGodの存在を意識させるためのからくりがThere's構文には確実にある、と考えられます。で、There is a boy ~.で「少年」として紹介された「そこ」が次からは主語としてHe is ~などとしてGodと同様にふるまうわけなのです。でも、そのHeはあくまでも最初にthereとして紹介されていますから、決してGodと同格ではありません。こういうふうに、英語は、常にGodを意識させるよう作られている言葉なのです。こんなことを考えているときって、本当に楽しいなあ☀。
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